女達磨歌賛幅

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出品オークション
品番
D-096
サイズ
28×54 表具36×122
商品カテゴリ
最低入札価格
50,000円~
その他
紙本 雑木軸端

物語

女性が緋衣を纏う絵図だが、女性は黒帯を胸前に結んで遊女を示唆し、緋衣は、その形状から達磨を暗示させる。女達磨(女達磨)の俗称の所以だが、女達磨の絵解きと生みだされた背景は、斯くのごとく説明(画題辞典・斎藤隆三)される。

 達磨は悟るのに面壁して九年を費やした。が、遊女は十年の年期を苦界に身を沈め、すなわち達磨よりも一年も永く苦行して、結果、達磨の悟りをも超える境地に至ると、その郭話に感じた英一蝶がこれの図画化をなし、一蝶にはじまる女達磨画は世上にもて囃され大いに流行した。郷土玩具の七転八起の姫達磨も、その起源は一蝶の絵図に因むものではないだろうか。

参考『東洋画題総覧』金井紫雲・『画題辞典』斎藤隆三

 

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