松永久秀 消息幅

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出品オークション
品番
C-103
サイズ
34×13 表具50×101
商品カテゴリ
作者
Matsunaga Danjo Hisahide
その他
付木箱(桐) 紙本 黒塗軸端

物語

よみ:
直候て今度一揆ニ
不起在所、爰以
下乱妨類之族抔
有之者、見合次
第成敗候儀、申
付候、各堅可被承
事肝要候、恐々
謹言
     松永
五月十二日 久秀(花押)
筒井御在陣衆中 」

本品は五月十二日付、筒井城に滞陣していた配下に宛てた書状である。
略奪を働く者は発見次第成敗する旨を肝に銘じるよう戒めた内容となっている。
永禄二年(1559)に久秀は筒井順慶の居城・筒井城を陥落させており、その後間もなく、駐留する家臣に宛てたと推察される。

本品は『戦国遺文 三好氏篇』(第二巻)に第1769号文書として所載される。

松永久秀(永正五·1508~天正五·1577)は戦国大名。はじめ三好長慶に仕え、長慶死後は三好三人衆と共に畿内情勢の中心となる。信長上洛の際に一度は降伏し臣下となるが、後に反逆。信貴山にて自害した。茶人としても著名であり、武野紹鴎に師事し、古天明平蜘蛛をはじめ名物を多数所有していた。

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